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オランダ旅2️⃣ゴッホ美術館にて

オランダに来て驚いた事は長身の人が多いと言う事です。2メートル超えの男性を何人も、女性も180超えは当たり前のように闊歩されてて壮観です。160センチない私には大男大女に見えガリバーの世界にすら見える。

確かオランダのバレーボールはその長身選手たちが活躍する強いチームでしたよね。

ベネルクスや北欧は長身の人が多いのは何故でしょうか。妹は日本人や農耕民族は稲の高さがあれば良かったけれど欧州人や狩猟する民族は獲物を見つけ捕まえる為に背が高い方が良かったと言うのですが、本当かな?


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さて旅の2日目、出掛けた先はミュージアム広場を囲む国立美術館と市立美術館とそしてフィンセント・フォン・ゴッホ美術館です。

ゴッホ美術館は黒川紀章氏が手掛けたと言う湾曲する外観の美術館でした。


最初のコーナーには沢山の自画像がありました。

絵が売れなかったゴッホはモデルを雇えず沢山の自画像を書き続けていたそうです。


1887年のフェルト帽を被った自画像です。

花や樹々を描く自然を見る目はやはり後期印象派か。

ゴッホは生きてる間は本当に絵が売れず、彼の窮乏を支えて援助してくれたのは弟のテオでした。

揺るぎない支援と兄への敬愛する心にどんなに励まされた事でしょう。


フランス南のアルルでゴーギャンとの共同生活をしていたゴッホはやがてタヒチに渡るゴーギャンとの間に意見の相違が見られるようなり、彼との間にあった確執のせいでコーギャンを傷つける事なく己れの耳を切り落としたと言われています。精神も病みがちになって行きます。

印象派の画家たちが影響を受けた浮世絵への憧れはポスト印象派のゴッホにはこのように表現されます。



私の好きな絵、ゴッホの寝室です。何より配色が明るいこの左手のドアがゴーギャンの部屋に繋がってたとか。世界中にこの絵は3枚あり、1枚はゴッホ美術館、もう1枚はシカゴ美術館、そして最後の1枚は松方コレクションが持ってたのですが戦後賠償の一環としてフランスに返された今はオルセーにあるそうです。行けるかな


彼が生前さほど評価されないまま亡くなる訳ですがどんなにか無念だったろう、また彼をひたすら援助し続けた弟テオの思いはと思いました。


弟テオとの沢山の書簡を収納するキャビネット。


ゴッホの絵にはマルク・シャガールにも通じる幸福感が表されてると思うのですが、理由の一つにゴッホの絵には黄色が多い事だと思いました。ゴッホ自身が「黄視症」という病気であった可能性があるらしいのですが、これは見るものが黄色みがかって見えてしまう病気だそうです。

私の好きなゴッホの「星月夜」はニューヨークのMOMAにあるそうですが、更に好きな絵は上掲の「夜のカフェテラス」です。

これを見に行きたかったのですが、そのクレラー・ミューラー美術館はアムステルダムから電車に乗り、さらに駅からかなり歩かねばならずで諦めました。


更に私たちにはもうひとつ諦めた事があるのですが翌日のデン・ハーグに行き王立マウリッツ美術館でフェルメールを見る事でした。

今回の旅の目標は慌てず騒がず過分なる日程にしない事です。合わせて219歳の3人高齢者旅ですから3人の体調、目的、好き嫌いに合わせて日程変更は大いにあります。好き嫌いがバラバラでたまにいらっとする旅でもあります。笑。


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アムステルダムの街を歩いていると咥えタバコで歩く人が多く最近の日本には最近あまりない光景なので驚くのですが、やがて街の臭いなのかと気になったのがスカンクの匂いです。昔アメリカの片田舎に住んでた時車道に飛び出して来て轢かれてしまったスカンクが発する1キロ四方位までとび交う匂いには困ったものでした。それと似た臭いがアムステルダムの街中あちこちにする事に気づきました。

一日考えて夫にあれはもしかして大麻の煙の匂いではないかと、尋ねてみたのですが、二人共わからず、多分そうなんだろうなと言う結論に達しました。そうだと断言出来ない未経験夫婦でした。笑。誰か教えて下さい。笑。

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