memory-2021のブログ

寄り道脱線系ブログです。

ウィーン旅🔟絵画芸術とイエズス会教会と

昨夜記事を書いたのですが、

美術史美術館の所蔵する絵画記事拝観を書き終えて、タイトルをつける為にこれまでの記事を見ようと戻り、また記事に戻るはずが瞬殺で記事が消えていたのです。

何が起こったのか理解出来ずまさに失意のうちに寝る事にした私。

同じ記事を書く気になれず、と言うのも自分の気に入った絵画を載せるのも読みに来てくれた人にも大して面白くもないかなと思ってやめようと思いました。確かに画集でも見れば良いことかも?

と言う事で一枚だけ載せようと思います。


ヨハネス・フェルメールです。

オランダではデン・ハーグのマウリッツハイス美術館には行かなかったのが悔やまれますが、国立美術館では4枚(小路、恋文、牛乳を注ぐ女性、青衣の女性)見る事が出来ました。

更にルーブル美術館では所蔵する(レースを編む女性、天文学者)を見ました。

そして美術史美術館で見たのは「絵画芸術」。

フェルメールの現存する37枚ほどとも言われている絵画のうち最大の大きさ、130㎝×110㎝あります。

彼の絵画の持つ寓意性など良く言われていますがこの絵も同じく。

当時絵の具としてのラピスラズリなどの青色は金にも匹敵する程高価だったそうです。

フェルメールの晩年は支援者を失い沢山の成人しない子どもたちを抱えて大変だったそうですが、この絵だけは手放さなかったと。

かのアドルフ・ヒトラーは、ウィーンの国立美術アカデミーの入学試験に失敗したそうですが、1933年から45年までの間に絵画や美術品を力任せに集めてました。それをオーストリアの岩塩坑に隠し持ってた事で知られてますが、その中にこの絵画芸術があったそうです。

10年ほど前に見た時はこの絵はこの美術館の奥まった部屋にひっそりと置かれていましたが今は世界中でフェルメールが大人気になり、今回は明るい大きな部屋に置かれていました。

文学部だった頃プルーストを勉強していてフェルメールを知り、夫の転勤でワシントンD.C.に行った時にはスミソニアン博物館にまず真っ先に見に行きフェルメールの絵のポスターを買った事を今でもはっきり覚えています。

その当時を思い返しても、今回何枚も見る事が出来た私はとても幸せでした。


₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇


私たちの旅のお約束になっている日曜日には日曜礼拝に行く‼️今回はイエズス会教会でした。

シュテファン寺院の裏の方にあり、敷地は元ウィーン大学内だそうです。

10時からの礼拝かと思っていたら歌声が聞こえ、もう始まってるかと焦ればそれはクリスマスに向けてのモーツァルトのメサイアコンサートの為の練習でした。

ヘンデルのメサイア、モーツァルト編曲が正しいのでしょうか。

この教会も荘厳な素晴らしい教会でした。

イエズス会は男子修道会だそうです。

この教会の天井絵が騙し絵だと聞いていたのですがゆっくり見る間もなかったのが残念でした。

そしてこの合唱と楽団の練習が実にお見事でした。

メサイア本番に行けないのが惜しまれました。

楽団にはウィーンフィルで活躍されてる演奏者も参加されてるとネットにありました。

10時半から日曜礼拝は始まったのですが、続々と信者が入って来てあっと言う間に満席に、5人掛けかと思っていた長椅子は6人掛けに、更に補助椅子も沢山出され、そして遂に立ち見までも。

途中現金箱が回って来た時点で私たちは退席し、席を譲りました。

この教会がすごいのか、イエズス会がすごいのか?

圧倒されました。

×

非ログインユーザーとして返信する