memory-2021のブログ

寄り道脱線系ブログです。

フランクフルト旅⑫フランクフルト日和かな。

ウィーンとお別れの時が来ました。

長かった旅も終わりに近づきました。

マリア・テレジア広場にはクリスマスマーケットの準備が始まり、あと一週間でマーケットが始まるとの事ですが、残念ながら間に合いませんでした。

やはり中も一応見ておこうと入ったシュテファン寺院です。いつ見ても荘厳かつ壮麗。

私たちの旅は羽田↔️フランクフルト間をマイレージで取りあとは自由旅行です。円安の中よくやるよと言われそう。😉

今回はウィーンからフランクフルトまでを電車旅にしました。パリもウィーンも街中を歩くだけでしたから高速鉄道に乗りたくて、ヨーロッパの車窓から♬なんて考えたのですが。💦

ウィーン中央駅に着いたら、何と予約していた電車の掲示がありません。夫が駅インフォメーションに聞きに行くとキャンセルになったと。次の電車に乗り途中乗り換えて行くのが最短だと聞いて来ました。

こういう事ってあちらではあるあるなんですよね。

かつてディジョン駅でパリに戻る電車がいつまでも来な

かった事があり、遅延?現地の乗客は誰も騒がず待ってて、その内そろそろと電車が来て、誰もが何もなかったかのように静かに乗るんですよね。日本人にはありえない感覚。何だかんだと言ってもやはりここは日本ではない。💦

車窓から撮ったのと、ぐずついた空模様でパッとしない写真ですが、ドナウ河の上流です。

結局、

Wien9:29→Linz11:34→Passau12:30→Plattling13:01→Regensburg13:33→Nurnberg14:28→Wurburg15:14→Aschaffenburg16:45→Frankfurt17:14

結局一日かけてフランクフルトに行きになりました。💦

ハンガリーのブダペストまで流れて行くドナウ河です。その河の流れを遡りパッサウを越えてレーゲンスブルクまで電車は並走して行き、ドナウ河はそのまま遡ればドイツの黒い森に水源を発するそうです。何だか神秘的。🧙

乗り換え駅のニュールンベルクです。

実はこの駅でフランクフルト行きの電車を待つ事30分、北風吹き荒ぶ寒い駅で風邪気味だった夫は風邪を悪化させる事になるのですが、それはまた後日の話しになります。


₊˚. 🦢 ₊˚.


フランクフルトに着いたのですが、空は鈍色で肌寒い。街を歩いてからマイン川を見に行きたかったのですがポツポツと雨が降って来たので夕飯だけ食べてホテルに戻りました。

雨のフランクフルト☂️

翌日は荷物をホテルに預かってもらい、マイン川を越えてシュテーデル美術館に行きまたもやフェルメールを見たかった私。しかし夫が、雨模様と寒さとこれまで沢山美術館に行ったからと街散策を主張。私が折れました。💦

フランクフルトの市場に行きました。

クラインマルクトハレです。

夫の好きなシャルキュトリーです。

肉を干物状態に乾燥させたり、燻製にしたり長い冬を過ごす為の生活の知恵なんだろうなと思います。

サラミやソーセージと蜂の巣入りの蜂蜜など買いました。


₊˚. 🦢 ₊˚.


ホテルに戻りスーツケースを引き取ろうとするとベルボーイのおじさんが、大変な事が起こったよ、と言う。

何事かと話しを聞いたらスーツケースのファスナー部分が破れたと。これから空港に行き荷物を預けねばならないのに何てこった‼️夏に買ったばかりで娘たちに貸したけどまだ二回目の使用です。

ドイツの強力そうなガムテープで何重にも貼ってもらいましたが、それでも不安は残る、しかし仕方ない。

航空会社のカウンターに荷物を預けるとベルトコンベアに乗せず手持ちで運んでくれました。でもそう言う時に、そのような荷物は預かれませんと言う人がいるんですよね、日本人の職員さん。その人を制して預かってくれたのがドイツ人の職員さん。ありがたかったです。

後は羽田で無事に受け取れますように祈りながら時間を待ちました。

実はこの後デタックスのカウンターにパスポート置き忘れ事件が発生するのですが。。。

何とまあ嘆きのフランクフルトになるところを助かり無事に帰国出来ました。勿論スーツケースも無事に。ふう〜っつ💦

帰りの飛行機はスターウォーズジェットでした。

でも乗ってると見えないけれど。💦

ヨダが遊びに来てくれました。大好きです、哲人ヨダ😍


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おまけです。

ウィーンのナッシュマルクトでポーランドの可愛いお皿を買いました。

ウィーンは東欧や西アジアにも近くそれらの地からの移民も沢山暮らしてるのですね。そんな地理や歴史を思いを馳せてます。お気に入りで毎日このお皿を使ってます。

ウィーン旅⑪素敵な朝食とナッシュマルクトとオペラ座と

ウィーンのホテルのエレベーター横に飾ってあったエゴン・シーレの絵。

ホテルの朝食ビュッフェにはなんとシャンパンとキャビアがあるんですよ。朝から飲まずにいらりょうか?いや、いられない😆💦

ガラス張りの素敵な朝食会場です。

この長い旅行中5本指に入る美味しい食事になりました。朝ですから一杯だけです。🥂

2日は朝マック、3日間は朝食ビュッフェ。

と言うのも実際には大した物を食べてなかった今回の旅行ですから、朝ぐらい少し高いけど美味しく食べたい。ユーロ高のせいもあるのですが、予定がコロコロ変わったりしたから、昼と夜はホント、旅行ってこんなに美味しくないものばかりなん?と思いながらでしたよ。💦

やはりウィーンに来たら、ウィンナーシュニッツェルはと頂きましたが、旅も後半になるとお料理が食べきれないのはわがままか?年のせいか?


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ウィーンのナッシュマルクトと言う市場に行きました。

市場とレストランがあります。

オリーブに種類もあるのはわかるのですがサイズもさまざま。

真ん中は確か中近東のパンやお菓子でした。

冬なのにマンゴスチンなど南の果物まで売ってました。

もちろん日本の柿もみかんもあるのですよ。


夫は週末にはナッシュマルクト市場に併設される蚤の市に行くのを日本にいる時からとても楽しみにしていました。

指輪が欲しくて探してました。

結婚式で指輪交換したけれど、結婚指輪はずっとしない派の人でした。指輪をしない内にサイズアウト。(結婚してから20キロ体重増えた人)💦最近結婚指輪をしてる男性が多くなりましたね。

でも今欲しいのは遊び心のあり指輪だそうで、他にもう一つ選んでました。気に入ったのが見つかって良かったね。



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憧れのウィーンの国立歌劇場。

英語でスティトオペラ、ドイツ語てシュタッツオーパー。

ケルントナー通り側が正面かと勘違いしてました。

パリのオペラ座はやはり別格だと昨日の今日だからか余計そう思いますが、やはりこちらシュタッツオーパーには独特の荘厳さがあります。

私はパリは京都、ウィーンは奈良だと思ってます。

近年は京都よりずっと奈良に惹かれてるけどね。

日本ではチケットは売り切れと言われたけど、現地に来てみるとない事はないのだけど(ある事はある)あまりにも辛いこの席、どう思います?三階席、日本で言う四階席。身体を乗り出さないと全体は見れない、しかし怖い。手すりが崩れて私諸共下に落ちる想像が頭を離れない高所恐怖症。💦

しかし演目は楽しめました。席が良かったらもっと楽しめたはずだけどとも言える。←しつこい。笑。

時代背景を現代にしたイタリアオペラ(喜劇)でした。

マノンではなくドン・パスクァーレ。

歌舞伎にも演劇にもこのような内容がありそう、オペラは日本では歌舞伎だなと思いました。

ドンとドクターとの掛け合いのように歌うのが見どころで、歌手の腕の見せどころなのだと思いました。

指揮者が若かったけど見事でした。

主役二人も錚々たる実力者なんですね。

ドンの役の方はお腹に巻き物をして太られてました。本当はイケメンなのに。

ソプラノの方は南アフリカ出身の方でしたね。

オペラはやはり面白くて楽しかった、高い場所で怖かったけどね。

大好きなウィーンでオペラが聞けて良かった一夜でした。

ウィーン旅🔟絵画芸術とイエズス会教会と

昨夜記事を書いたのですが、

美術史美術館の所蔵する絵画記事拝観を書き終えて、タイトルをつける為にこれまでの記事を見ようと戻り、また記事に戻るはずが瞬殺で記事が消えていたのです。

何が起こったのか理解出来ずまさに失意のうちに寝る事にした私。

同じ記事を書く気になれず、と言うのも自分の気に入った絵画を載せるのも読みに来てくれた人にも大して面白くもないかなと思ってやめようと思いました。確かに画集でも見れば良いことかも?

と言う事で一枚だけ載せようと思います。


ヨハネス・フェルメールです。

オランダではデン・ハーグのマウリッツハイス美術館には行かなかったのが悔やまれますが、国立美術館では4枚(小路、恋文、牛乳を注ぐ女性、青衣の女性)見る事が出来ました。

更にルーブル美術館では所蔵する(レースを編む女性、天文学者)を見ました。

そして美術史美術館で見たのは「絵画芸術」。

フェルメールの現存する37枚ほどとも言われている絵画のうち最大の大きさ、130㎝×110㎝あります。

彼の絵画の持つ寓意性など良く言われていますがこの絵も同じく。

当時絵の具としてのラピスラズリなどの青色は金にも匹敵する程高価だったそうです。

フェルメールの晩年は支援者を失い沢山の成人しない子どもたちを抱えて大変だったそうですが、この絵だけは手放さなかったと。

かのアドルフ・ヒトラーは、ウィーンの国立美術アカデミーの入学試験に失敗したそうですが、1933年から45年までの間に絵画や美術品を力任せに集めてました。それをオーストリアの岩塩坑に隠し持ってた事で知られてますが、その中にこの絵画芸術があったそうです。

10年ほど前に見た時はこの絵はこの美術館の奥まった部屋にひっそりと置かれていましたが今は世界中でフェルメールが大人気になり、今回は明るい大きな部屋に置かれていました。

文学部だった頃プルーストを勉強していてフェルメールを知り、夫の転勤でワシントンD.C.に行った時にはスミソニアン博物館にまず真っ先に見に行きフェルメールの絵のポスターを買った事を今でもはっきり覚えています。

その当時を思い返しても、今回何枚も見る事が出来た私はとても幸せでした。


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私たちの旅のお約束になっている日曜日には日曜礼拝に行く‼️今回はイエズス会教会でした。

シュテファン寺院の裏の方にあり、敷地は元ウィーン大学内だそうです。

10時からの礼拝かと思っていたら歌声が聞こえ、もう始まってるかと焦ればそれはクリスマスに向けてのモーツァルトのメサイアコンサートの為の練習でした。

ヘンデルのメサイア、モーツァルト編曲が正しいのでしょうか。

この教会も荘厳な素晴らしい教会でした。

イエズス会は男子修道会だそうです。

この教会の天井絵が騙し絵だと聞いていたのですがゆっくり見る間もなかったのが残念でした。

そしてこの合唱と楽団の練習が実にお見事でした。

メサイア本番に行けないのが惜しまれました。

楽団にはウィーンフィルで活躍されてる演奏者も参加されてるとネットにありました。

10時半から日曜礼拝は始まったのですが、続々と信者が入って来てあっと言う間に満席に、5人掛けかと思っていた長椅子は6人掛けに、更に補助椅子も沢山出され、そして遂に立ち見までも。

途中現金箱が回って来た時点で私たちは退席し、席を譲りました。

この教会がすごいのか、イエズス会がすごいのか?

圧倒されました。