大学野球と中也と汚れちまった悲しみに
昨日は六大学野球の優勝決定戦早稲田大学対明治大学を見に行きました。
長年大学野球を見に行ってる夫が応援団が楽しい、エールの交換もいいと言うのをずっと聞かされていたので、今年は六大学野球を見に行く事にして神宮球場まで何度か足を運びました。
ブラスバンドの演奏、応援団やチアガールの応援合戦につられて校歌や応援歌も覚えてしまいます。身内がいる側の大学の応援席に近い内野席で一緒に応援しました。
接戦を制した早稲田大学の優勝でした。🏆
一点差で明治大学は敗れ、敗戦投手の友利君は泣き崩れて歩く事も出来ない程号泣、こちらまで涙を誘われました。全力を尽くした選手の涙は美しい。😭
閉会式を見たかったので最後まで残って。
大学六校が順位順に行進して整列しました。
昨日は掲揚されている国旗、大会旗などが反旗に掲げられていて、式の中では逝去された長嶋茂雄氏に全員で黙祷を捧げました。
神宮球場は六大学の為の野球場だそうで、ヤクルト球団はそれをわきまえた球場使用になっているとか、東都大学でもそれは同じく六大学優先だそうです。
勝った早稲田大学には天皇杯を授与されてました。
実は先だっての東都大学リーグの決勝戦も見てましてそれは青学の勝利でした。
それとは別な日には、話しには聞いていてずっと見たかった亜細亜大学の試合前の練習やノックなどをやっと見る事が出来ました。
それはそれはきびきびしていて気持ちが良く、ベンチ入りした選手がベンチの前で一列になる応援がまた良くて、この秋にも亜細亜大学の試合はまた是非見に行きたいくらい清々しいチームでした。
↑ほら、亜細亜大学野球部っていいでしょ⁉️
☆*:.。.💐.。.:*☆
娘の家の近くにブーゲンビリアが見事に咲いてる家があります。ブーゲンビリアは暑い国の花だと思っていたら日本こそがその暑い国になってしまいました。
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映画館に見に行きたいと思いながら気付いたらその映画が早朝とか夜遅い時間にしか上映されてなかったと言う事ありませんか。
しかし最近では見たかった映画も少しだけ待てばアマプラやネトフリで配信されるので助かります。
それで今回何を見たかと言うと「ゆきてかえらぬ」でした。
夭折の詩人中原中也と、文芸評論家として高名な小林秀雄がまだ何ものでもなかった若い頃に長谷川泰子と言う駆け出しの女優とのいわゆる三角関係を描いた映画でした。
「ゆきてかへらぬ」は、この3人がそれぞれの道を歩み、後戻りできない状況に置かれることを示唆しているそうです。
中原に木戸大聖、小林秀雄に岡田将生、そして長谷川泰子に広瀬すずの配役でした。木戸大聖はランボーを気取って真似て帽子を被った中原の姿ににほぼ近く、広瀬すずの可愛らしさは長谷川泰子の小悪魔的と言うか、悪女に近いようなイメージが出せるか気になりましたが、それは岡田将生も同じでハンサム過ぎると言う事は個性を殺してしまうのかとも思いました。
若かった頃に中原中也と立原道造と好きで読んでいたので懐かしく詩集を読みたくなり図書館で探しましたがなかった。今は詩集なんて読まれない時代なのでしょうか。
山羊の歌 汚れちまった悲しみに
汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる
汚れつちまつた悲しみは
たとへば狐の革裘
汚れつちまつた悲しみは
小雪のかかつてちぢこまる
汚れつちまつた悲しみは
なにのぞむなくねがふなく
汚れつちまつた悲しみは
倦怠のうちに死を夢む
汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れつちまつた悲しみに
なすところもなく日は暮れる……





