猿若祭を観る
お雛様の時期、壁に掛ける陶製の雛飾りです。
昨今は向かって左が男雛で右が女雛ですが御所飾り風にすると男雛が右で女雛が左なんですね。
ジェンダー問題から言うとどちらでも良いのでしょうね。
写真が斜めに撮れてる、私の根性さながらに曲がってるんかなあ😆
裏庭に芽吹いて来た蕗の薹。
これを見ると春を感じるようになりました。
地下茎で隣家から生えて来た蕗の薹ですが抜けなくていたらどんどん増えて来ました。もっと若芽なら食べる事も?
菜種梅雨とでも言うのでしょうか。
雨が降り続く中観劇に行って来ました。
猿若祭とは中村勘三郎家の祖である初代猿若勘三郎にちなんだ興行。その初代猿若勘三郎が江戸に歌舞伎をもたらした経緯を「猿若江戸初櫓」で中村勘太郎さん演じる猿若と、中村七之助さん演じる出雲阿国が江戸に歌舞伎の芝居小屋をつくるまでの模様が描かれています。
早いですね。もう十三回忌だそうです。
近年団十郎さん、勘三郎さん、吉右衛門さんと歌舞伎界は次々と惜しい方を失っています。
年と共に増すに違いない彼らの円熟味のある演技をもっともっと観たかったですね。
夜の部を観たのですが、勘三郎さんがまだ勘九郎と言ってた頃に今の勘九郎さんと演じた演目を勘九郎さんの御子息の勘太郎君、長三郎君12才と10才が演じ立派にその役割を果たしていてそれはそれは可愛らしく客席からの厚い拍手を頂いてました。連獅子に至っては客席の誰もが親代わり祖父母代わりの気持ちで見守ってました。
勿論中村屋の後継者としてこれからの活躍に期待大です。
猿若江戸の初櫓では出雲阿国演じる七之助がますます艶やかな女形で玉三郎の跡を継ぐのが当然の美しさでした。同じ女として嫉妬してしまいそうです。笑。
雨降りの一日でしたから着物を着るのはやめたのですが、行けばちらほら見かける着物姿のご婦人方にやはり着たかったとないつも後悔してしまいます。もっと人生を楽しまなあかんなとまたも思いました。
4時半からの観劇は終わると8時過ぎ、食事には落ち着いて呑みたい人がいるので我が家では食事をどうする大問題が起こります。
幕間にタリーズでスナックとお茶を頂きお腹を誤魔化して帰りに銀座まで歩き馴染みの焼き鳥屋さんに行きました。やはり美味しくて釜飯まで頂きました。